こんにちは、MAKE.Books!編集長のFa1(ふぁいち)です。
皆様は、WEB小説を読まれておりますでしょうか?
アニメ化された作品の続きが気になって原作を探したり、映画や漫画の原作がWEB小説と知って読み始めたりなどなど
様々な理由があって、WEB小説を読み始める方がいるかと思います。
実際にはアニメ/映画/漫画化されていない人気WEB小説作品もたくさんあります。そういった作品はどのように一般の読者(WEB小説作者じゃない方)に届いているのでしょうか?
実際に執筆活動をしていない完全読み専の友人に「WEB小説を読むときの動機など」について尋ねてみました。
読み専のモチベーション
今回は、冒頭にも述べましたとおり「執筆活動をしていない」友人(20代男)に以下の質問をしました。
- WEB小説を読むときはどのサイトを使う?
- どんなモチベーションがある?
- 作品の選び方は?
完全な読み専の友人がどのような回答をしたのか、実際に一つずつ見ていきましょう。
WEB小説を読むときはどのサイトを使う?
友人の回答は「小説家になろう」でした。
カクヨム等のその他の媒体については、存在自体を知らなかったようです。
彼曰く、なろうは「アニメ化しそうな作品を無料で読める媒体」という認識のようです。今回の調査対象ではない友人も「小説家になろうはサイトをブックマークしている」とも言っていたので、一般層へのサイト自体の認知度やアニメ化・コミカライズ化の実績、作品を読むまでのハードルの低さは、やはり小説家になろうが頭ひとつ抜けているのかもしれません。
そんな友人が最近ハマっているアニメは『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』とのことでした。
いや、それカクヨムで連載されてた作品
ということで、カクヨムも教えておきました。
どんなモチベーションがある?
続いて、その友人が小説家になろうで作品を読むときのモチベーションについて聞いてみました。
回答は「Twitterで拡散されてきた作品が導線になって読み始める」とのことでした。
これは個人的には結構意外な回答でした。冒頭でも触れました通り、自身で執筆活動をしない一般的な層は「アニメ化された作品の原作を読む」等のモチベーションがあって、WEB小説に流れてくるものと思っていましたが、意外にもTwitter宣伝効果が効いていたようです。
ちなみに彼が読んでいた作品ジャンルは「悪役令嬢もの」でした。WEB小説家の中では、比較的ありふれた設定となりつつありますが、一般読者からすると斬新な設定のようです。
作品の選び方は?
ということで最後の質問ですが、友人が作品を選ぶときに見ている点を聞いてみました。
回答はシンプルで「タイトルが面白そうかどうか」でした。
WEB小説は基本的には表紙イラストが無く、読者の目に最初に届くのは「タイトルだけ」ですので納得ですね。
「ん?なんだこれ?気になる」と思ったものはとりあえず少し読んでみるとのことなので、作品の冒頭でそういった読者を逃さない工夫があると尚良しかもしれません。
また、調査対象ではない友人も教えてくれたのですが、「なろうのランキングに載っている作品はとりあえず読んだ。アニメ化する前に読みたかった」とのことでした。当然ではありますが、ランキングに載っている作品は一般層の読者の目に入る機会も増えるようですね。
書き手が注意すべきこと
執筆活動を行っていない友人の回答から、一般読者が読んでくれそうな作品を考えるとすると・・・
- 思わず読みたくなるタイトル設定
- 斬新なストーリー設定
- 作品の冒頭でインパクトを与えて、読者を惹き付ける
- Twitterでの宣伝は一般読者も想定する
上記の通り、創作者からすれば『当たり前のこと』がとても大切ということがわかりました。
新たに作品を仕上げる際や、伸び悩んでいる作品をリライトする際にはもう一度上記を考え直してみると良いかもしれません。
自分の好きなものを好きなように書くという大前提はあるとして、更にたくさんの方に読んでほしいと思ったときは、「どんな読者に読んでほしいのか?」を考えてみましょう。いわゆる、ペルソナ設定です。
ペルソナが思いつかないときは、以下の通り私の友人を参考にしてみてください。
性別:男
年齢:20代後半
職業:会社員/営業職
趣味:ネットサーフィン
使用するSNS:Twitter(8割) / Instagram(2割)
好きなアニメ:慎重勇者(コメディファンタジー系)
まとめ
本記事では、執筆活動を行っていない一般的な読者に読まれるWEB小説とは?について、実際に友人に質問をしながら考えてみました。
結果としては・・
- Twitterが導線になる
- タイトルが面白そうなモノが読まれる(表紙の代わりになる)
- ランキングに載れば一般層にも届きやすくなる
- WEB作家界隈での「王道設定」は一般読者には「斬新な設定になり得る」
ということでした。
皆様も、アニメ好きな友人がおりましたら実際に色々聞いてみると良いと思います。本記事が執筆活動の参考になりましたら幸いです。
※こんな記事が読みたい!これを調査してほしい!という内容がありましたらお気軽にコメントやTwitterで教えてください!
それではまた次回の記事でお会いしましょ〜
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