始まりの100字
どうして君を好きになったのだろう。
その始まりを、そのきっかけを、文字にしてみればそれは、100字以内に収まるのかもしれない。
だけれどこの100字から、君と私の、こんなにも長い物語が始まった。
著:リチャード三太郎
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たった100文字から想像する長い長い物語
「こんなにも長い物語がはじまった」という文の「こんなにも」という部分に、自身の記憶を重ねた方も多いのではないだろうか。私は本作の「好きになった」という言葉が単に恋愛的な感情だけに留まっているとは思えなかった。恋人や家族、あるいは友人。大切な全ての人との長い思い出。
本作は、100字以内という縛りの外側へと連れて行ってくれる最後の一文がとにかく素敵な100文字物語であった。
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