届いてしまった祈り

届いてしまった祈り

墓石の前で、いつまでも泣いていた。
会いたいよ。ずっと側にいて欲しいよ。
心の中で呟くと、背後に人の気配がした。
振り向いてみたけど、誰もいない。
その時、耳元で囁かれた。
「分かった。お前に憑くことにしたよ」

著:相枝静花

取り憑いたのは「会いたい人」?

その祈りは「会いたい人」に届いたのか、それとも思わぬ人物に届いてしまったのか。仮に「会いたい人」に届いていたとしても、「お前に憑くことにした」とはなんだか不穏な回答ですね。

さまざまな受け取り方ができますが、そのどれをとってもしっくりとくる面白さがあります。みなさんは本作をどう読みましたか?