新居

新居

値段の安さを最優先に、古いアパートへ入居した。
念願の一人暮らしで、立地も住み心地も最高だ。
快適に暮らしていると、真下に住む人がやってきた。
「夜な夜な女性の悲鳴が聞こえてきます。今日もさっきからずっと」

著:相枝静花

同居人

所謂。事故物件というやつですな。本作のように人の台詞でしっとりと終わる構成は個人的に好みです。その先を想像してしまいますし、何よりドキッとします。叙述トリックのネタ明かしをされたような感覚です。

本作の更に怖いポイントは「女性の悲鳴」という点だと思います。すすり泣く声でもクスクスと笑う声でも無く、「悲鳴」が聞こえてくるのって、めちゃめちゃ怖くないですか?

早く引越しましょう。

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