首なし死体

首なし死体

逢魔が時に鏡を覗き込むと、自分の死に顔が見れるらしい。
試してみると、鏡に映る私の首から上が全部消えていく。
一年後、不幸にも私はトラックに轢かれて死んだ。
身体と首が離れ、私の視界は、ころころと転がった。

著:相枝静花

やっぱり「怖い」じゃないか

ちょっと前に、心霊は怖いものだけじゃないだなんて格好つけてみたものの、やっぱり怖いものは怖い。何より、『』とほぼ同じタイミングで本作を仕上げてくる相枝先生が怖い。いやもうタイトルから怖い。

本文中の「私の首から上が全部消えていく」という客観的な視点の描写から、「私の視界は、ころころと転がった」という主観的な視点に切り替わるまでが淡々と語られている怖さ。もう怖いしか言っていない。

くせになるホラー作品、まだまだお待ちしております(中毒者)。