100文字物語,ホラー

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降霊術の末に

こっくりさんなんて信じていない。
だから私は自分で指を動かして、一人で会話を楽しんでいた。
「こ・ろ・し・て・い・い・よ」
次の瞬間、私の首がギリギリとしまっていく。
周囲に人はいない。私は ...

100文字物語,ヒューマン,ホラー

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見えない君

外を歩けば、少し後ろを同じスピードでついてくる足音が聞こえる。
家の中にいる時は、私の部屋の中を歩き回る足音が聞こえる。
これは、いつから始まったのだったかな。
君は、ずっと私の近くにいるね。

100文字物語,ホラー,ミステリ

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悪霊除けの数珠

「悪霊には気を付けて」
と、悪霊避けの数珠をくれた祖母が危篤になった。
一時間後、亡くなった祖母の遺体の前で、呼びかけてみると……。
背後から私の名前を呼ぶ祖母の声と気配がして、
悪霊避け ...

100文字物語,ホラー

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届いてしまった祈り

墓石の前で、いつまでも泣いていた。
会いたいよ。ずっと側にいて欲しいよ。
心の中で呟くと、背後に人の気配がした。
振り向いてみたけど、誰もいない。
その時、耳元で囁かれた。
「 ...

100文字物語,ホラー,ミステリ

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終わりなき殺人

とうとう嫌いな同級生を殺してしまった。
バレないようにと解体して、冷凍庫にしまっていく。
最後に首を入れた時、死に顔が笑みを浮かべて言った。
「次はお前の番だ。切り刻まれて冷凍庫行きだ。ほら後ろを ...

100文字物語,ホラー

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新居

値段の安さを最優先に、古いアパートへ入居した。
念願の一人暮らしで、立地も住み心地も最高だ。
快適に暮らしていると、真下に住む人がやってきた。
「夜な夜な女性の悲鳴が聞こえてきます。今日もさっきからずっと」 ...

100文字物語,ホラー

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恐怖の歯医者

歯医者に来ていた。
口を大きく開けて、眩しいライトに目をしかめ、為すがまま。
ただ、いつも、考えてしまう。
削られてる最中、口を思いっきり閉じたら……
どんなことになってしまうのか! ...

100文字物語,ホラー

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降霊術

目をつむり、頭の中で自分の家の中を思い浮かべる。
そして歩き回ると、霊が現れるらしい。
やって成功した私は、怖くなって目を開ける。
すると目の前に、頭の中で見えた女の霊の顔があった。
私をじろりと ...

100文字物語,ホラー

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日記アプリ

スマホに入れた日記アプリ。
鍵をかけて、オフラインで、絶対、誰も見れないようにして。
誰にも言えない秘密ばかりを書き込んでいる。
今日も今日とて書き込んでいると、見知らぬ文字が表示されていた。

100文字物語,ホラー

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ナースコール

昼間の外来に、ナースコールが鳴り響いた。何かあったのだろうか。
少し急ぎ足で処置室に向かうが、誰もいない。患者どころか、人の気配も感じなかった。
「あぁ、またか」
ため息を吐いて、また外来の仕事に戻 ...