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Noteで小説を投稿する【おすすめ】

こんにちは、MAKE.管理人のFa1(ふぁいち)です。

皆様はWEB小説を投稿する際にどのような基準でプラットフォームを選ばれておりますでしょうか?

聞いたことがあるところ
収益化できるところ
おすすめされたところ

などなど、様々な理由があってプラットフォームを選択されているかと思います。

また、WEB小説を投稿するプラットフォームとして有名なところとしては以下が該当するかと思います。

上記の他にもブログに直接投稿するといった方法もあります。

本記事では、数ある方法の中でも、私が今注目しているNoteを用いて小説を投稿する方法もおすすめをさせていただこうと思います。

Noteでの小説投稿はかなりのブルーオーシャンなのでは?と思っています。

Noteとは?

Note(ノート)は、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。

Noteというプラットフォームは『クリエイターが気軽に集まる場所』ということを意識しているようで、利益を追うことよりもクリエイティブ活動を楽しむことに焦点が当てられています。

また、Noteでは投稿したコンテンツを有料で販売することも出来るので、全話まとめ+有料版だけのシナリオを追加して販売したり、複数の作品をまとめて販売するという短編集的な売り方も出来ますね。

なぜNoteがおすすめ?

小説投稿にNoteがおすすめな理由は以下の通りです。

  1. 同業以外の人の目にも触れられる
  2. アカウント取得〜投稿までが簡単
  3. 収益化もできる

あとは個人的にはUIやモバイルアプリが使いやすいという点もありますが、それはユーザーによりますのでカットしました。

1.同業以外の人の目にも触れられる

これはWEB小説に特化したプラットフォームには無いメリットになります。

WEB小説のみを取り扱う場合は、WEB小説に少なからず関わりのある人(作者等)が読み手になる可能性が高いです。いわゆる同業者です。

彼ら彼女らは様々な小説・ライトノベルを目にしてきているので、かなり目が肥えています(偏見)。

一方で、Noteで記事や作品を投稿しているクリエイターたちはWeb小説家に限らず様々な方々がいます。

イラストレーターWEBライター写真家音楽家など、数多くの多様なクリエイターが集まっています。

そのような「まだWeb小説の面白さを知らない」人々の目に触れるということは、思いがけないファンを生み出すことにもつながるかもしれません。

WEB小説投稿専門のプラットフォームでは埋もれてしまった作品も、意外なヒット作になるかも?

Note発でノベライズしたライトノベルはまだ無いと思いますので(あったらごめんなさい)、まだまだ開拓の余地ありだと思っています。

2.アカウント取得〜投稿までが簡単

2つ目の理由としては、ブログ設立等に比べてアカウント取得から投稿までが非常に簡単という点が挙げられます。

Twitter等のSNSと同じような方法でアカウント取得ができますし、記事投稿の際にも複雑な修飾設定もございませんので直感的に投稿を続けられると思います。

3.収益化もできる

先述の通り、Noteではコンテンツの有料販売が可能です。

ただし、有償記事になるとユーザーにとっては購読のハードルが一気に上るので、基本的には無償で公開して特別な場合(作品)にのみ有償で販売してみるといった方法が良いと思います。

まとめ

本記事では、小説投稿のプラットフォームとしてNoteをおすすめいたしました。以下がおすすめする理由の振り返りです。

  1. 同業以外の人の目にも触れられる
  2. アカウント取得〜投稿までが簡単
  3. 収益化もできる

たまには気分を変えて、投稿するプラットフォームも変えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、小説投稿はしていませんがNoteはやっていますのでお気軽にフォロー頂ければと思います。(フォロバしますよ〜)

それではまた次回の記事でお会いしましょ〜

 

WEB小説家におすすめの副業/アルバイト【在宅】

こんにちは。MAKE.Books!編集長のFa1(ふぁいち)です。

突然ですがWeb作家の皆様は、

文字だけでお金を稼ぎたい。でも、執筆活動に集中するためになるべく在宅で完結させたい。

と思われたことはありませんか?

そんなあなたには「WEBライター」をおすすめいたします。

WEBライターはWEB検索の特徴等を学びながら文字を書く仕事になりますので、ご自身のWEB小説へも取り入れてPV数アップをはかるなんてことも可能です。

https://www.udemy.com/course/web-vzbk/?referralCode=56D22920C62AEC82386A

 

WEBライターってどんな仕事?

Webライターとは、簡単に言うとWebに掲載される記事を執筆するライターのことを言います。

WEBに掲載される記事とは、例として以下のようなものを指します。

  • ブログ・メディア記事
  • アフィリエイト記事
  • シナリオライティング

本記事は上記中の「ブログ・メディア記事」に該当します。ブログに掲載されるような雑記や、大手メディアに掲載されるお役立ち記事なんかはブログ・メディア記事です。

アフィリエイト記事は、商品の宣伝を行い実際に買ってもらうまでを想定した記事のことです。宣伝した商品の価格と実際に購入された個数から執筆者も利益を得ます。アフィリエイターなんて呼ばれ方もしますね。

シナリオライティングは、文字通り物語のシナリオを執筆することです。対象作品は案件によって様々ですが、Youtube漫画のシナリオや同人作品のシナリオライティングの案件が該当します。

このように、WEBライターが活躍する場面は非常に多岐に渡り、様々な方向性で文章力を鍛える事ができます。

また、報酬については文字単価で支払われるケースが多いです。

初心者の場合は一文字0.1円から1円までくらいが相場になります。経験を積んでいくことでさらに2円〜10円以上も貰えるライターさんもいます。

資格は必要?

結論から言うと、WEBライターを始めるのに特別な資格は不要です。

ただし、持っている資格を活かして専門的な記事を書くことは可能です。専門的な内容の執筆は単価も高い傾向にあります。

また、求められる資格はありませんが求められるスキルはあります。

  1. SEOの知識
  2. WordPressへの入稿の知識・経験
  3. コミュニケーション能力(常識的な)

SEOの知識

SEO (Search Engine Optimization) は「検索エンジン最適化」の略語で、GoogleやYahoo等の検索エンジンに対してWebページが上位に表示されるように最適化させることを言います。自分が執筆した記事が検索の上位に現れることで、たくさんの方々に読んでもらえる可能性が高まります。

SEOは対策をすることである程度コントロールすることが可能です。詳細な方法については本記事では省略いたしますが、WEBライターとしてSEOの知識/経験がある人は大変重宝されます。

WordPressへの入稿の知識・経験

次にWordPressへの入稿の知識です。多くのWebページはWordpressというツールによってデザインされているケースが多いです。(本サイトもWordpressを用いています)

したがって、WordPressへの理解や、実際に操作できるという知識・経験はWEBライターとして有利に働きます。インターネット上にもたくさん情報が載っていますので、自分のWebサイトを作ってみると非常に良い経験としてクライアントへもアピールできるでしょう。

コミュニケーション能力(常識的な)

これはWEBライターに限ったことではありませんが、クライアントが存在する以上、常識的なコミュニケーション能力は必要です。言葉使いや礼儀、納期を守るといった普通のことを普通にこなせば良いのです。

しっかりと適切なコミュニケーションを取って、クライアントとの信頼を深めることで報酬単価の値上げ継続的な仕事の依頼にもつなげることができるでしょう。

どうやって始めるの?

それでは、ここからは実際にWEBライターとして働くためにはどのような方法があるのかを説明いたします。

結論から言いますと、クラウドソーシングサービスを活用しましょう!

クラウドソーシングサービスとは、仕事の依頼者・クライアントと、受注者を繋いでくれるサービスのことです。クラウドソーシングサービス上で、WEBライティングの案件を検索し、自分に合いそうなものがあれば応募をすることができます。

このサービスを用いることで、「仕事を下さい!」と売り込みに行く必要もありません。システマチックにやりたい仕事を選んで応募するだけで良いのです。

代表的なクラウドソーシングには以下の2つがあります。どちらを選んでも問題ありません。

  1. クラウドワークス
  2. ランサーズ

まず最初はどちらも始めてみて、自分に合った方で実績を積んでいきましょう。

おすすめ書籍

WEBライティングを始めるにあたって、「SEOの知識等」が求められると説明いたしましたが、始めて聞く方にとってはなかなか具体的にイメージがしづらいものかなと思います。

そこで、Webライティングに必要な知識や具体的な仕事のイメージを得ることができる下記の書籍をおすすめいたします。

『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』

マンガ形式で必要な知識を網羅的に得ることができる名著です。

WEBで求められている文章力がどのようなものか?についても理解することができるので、WEB小説に取り入れることもできるかも?

非常に解説も丁寧ですので、始めての一冊にはもってこいです。

webライター向け講座

ここで宣伝になってしまいますが、webライターを始めたい方向けの講座もUdemyにて公開しております。

ご興味ございましたらこちら↓からご受講いただければと思います。

https://www.udemy.com/course/web-vzbk/?referralCode=56D22920C62AEC82386A

まとめ

本記事ではWEB小説家におすすめの副業/アルバイトとしてWEBライターをご紹介いたしました。

WEBライティングの技術を高めて、自作の作品を紹介するポートフォリオサイトを作ってみるのも良いかもしれません。

いろいろな方法で、より戦略的に自作を売り込んでみてはいかがでしょうか。

それではまた次回の記事でお会いしましょ〜

創作モチベーションを高めるおすすめの映画3選

こんにちは。MAKE.Books! 編集長のFa1(ふぁいち)です。

名前が読みづらすぎるので、ひらがな表記にしていこうか迷っています。

 

それはそうと、皆様は創作活動を楽しめておりますでしょうか?

 

「結果が出なくて辛い」

「なんのためにやっているのかわからなくなってきた」

「良いものが生まれない」

 

そんな悩みを抱えていませんか?

そんなときは一度立ち止まって、映画でも観ましょう。創作活動にリフレッシュは不可欠です!

本記事では、創作活動のモチベーションを高めてくれる映画3本をご紹介いたします。

※基本的にはAmazon Prime Videoで視聴可能なものに絞っています。

はじまりのうた BEGIN AGAIN

ニューヨークの街角を録音スタジオに!?ミュージシャンの彼デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ)。偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)との出会いがデビューの話しへと発展するが、録音スタジオは、なんとニューヨークの街角!?!?路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。そしてアルバムが完成したその日、誰もが予想できなかった最高の「はじまり」が待っていた。

やさぐれた音楽プロデューサーと失恋ミュージシャンがどん底から這い上がっていくような作品です。

本作品からは妥協をしないことの素晴らしさと辛さを学ぶことができます。何かを失ってでも、自分が作りたい最高の作品のために「妥協をしない」こと。忘れてしまいがちですよね。

 

スティーブ・ジョブズ

常に既成の枠組みを打ち破り、理想を求め続けたスティーブ・ジョブズ。人と違う考え方を貫き、周りの人全てを敵に回した<反逆児>が、どうやって、世界中の人に愛されるデバイスを創ったのか。 シリコンバレーの寵児と呼ばれながらも繰り返される成功と挫折の狭間で、彼は何を考え、何を想ったのか―。 1970年代、友人たちと共に自宅ガレージからスタートしたアップル・コンピューター。 その類稀なる創造力により、文字通り“世界を変えた”天才の半生を描いた大注目作。

Apple社の創設者であるスティーブ・ジョブズやエンジニアのスティーブ・ウォズニアックらのApple立ち上げから、成功するまでの過程を追った作品です。

ときにはちょっとクレイジーなほどにワガママになってみてはいかがでしょうか。本気で創作に打ち込んでいるときは、なりふり構わずに没頭しようと思える作品です。ウォズニアックみたいな友達欲しい

 

 

ミッドナイト・イン・パリ

ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。

※アマゾンプライムでは有料ですが、NETFLIXでも視聴可能です(2021/4/3時点)

多くのクリエイターが憧れるであろう「パリ」に、同じく夢を求めた小説家の物語です。「クリエイター」と「苦悩」は切っても切り離せない関係です。夢も苦悩もすべて創作にぶつけることができて始めて傑作は生まれるのかもしれません。

90分ほどで観れるため、お忙しい方にもおすすめの作品です。

余談ですが、私自身も旅行でクリスマスシーズンのパリに行ったことがありますが、町並みからちょっとしたオブジェまでが興味深く本当に芸術の街でした。本作の主人公がパリに惹かれる理由も納得です。

 

最後に

いかがでしたしょうか。ストイックに創作活動に打ち込めば打ち込むほど、結果が出なかったときや、ふとした瞬間に無気力になってしまいがちかと思います。

そんなときは本記事で紹介いたしました作品を観てリフレッシュしてみてくださいな。

もちろんMAKE.Books!の作品もおすすめです。

他にもおすすめの作品がありましたらぜひともコメント頂ければと思います!

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう〜

異世界ファンタジー作品に味付けをする【WEB小説】

こんにちは、MAKE.Books!管理人のFa1(ふぁいち)です。

毎季節のアニメやライトノベルを見ていると「単純な異世界ファンタジー」ではなく「異世界ファンタジー+追加要素」という作品が注目をされる傾向にあるようです。

そこで本記事では、異世界ファンタジー作品に追加で加えられている要素について考察をしていこうと思います。

ぜひともご自身の創作活動のご参考にしてみてください。

異世界ファンタジーの始まり

そもそも異世界ファンタジーの王道とは何かを考えてみます。

異世界ファンタジーの始まりは、なんと1820年以前の『古事記』のようです。ここから西洋の文化等を交えながら、より現代の異世界ファンタジーに近いものとなったのが、1979年に公開された『異世界の勇士』です。

参考:https://www.bookoffonline.co.jp/files/lnovel/pickup/pickup_isekai-history.html

 

異世界の勇士は、剣と魔法とヒロインと魔王が登場するファンタジー作品です。その内容と出版時期から考えても国内での異世界ファンタジーの先駆けと言えるでしょう。

異世界の勇士で描かれている物語は、先述の要素以外の味付けが無く「異世界召喚された高校生が、伝説の剣を手に入れて魔王から囚われの姫を助け出す」という構成です。

本記事では、国内初の異世界ファンタジーが取っている下記構成をプレーン異世界ファンタジーと呼称します。

  1. 主人公が普通の現代人
  2. 敵が明確
  3. ヒロインが明確
  4. 魔王を倒せば完結

 

異世界ファンタジーにされる味付け

さて、ここからは先述のプレーン異世界ファンタジーに加えられる要素について代表作を交えて説明をしていきます。

プレーン異世界ファンタジー+コメディ

王道的なプレーン異世界ファンタジーに練り込ませるように「コメディ要素」を加えている作品も現代の代表的なカテゴリです。

もはや紹介するまでも無いかもしれませんが、例えば『この素晴らしい世界に祝福を!』などが挙げられます。

王道的進行を逆手に取ったコメディ要素が異世界ファンタジーへの強烈な味付けとなっています。

プレーン異世界ファンタジー+ヒロイン複数

「お姫様」のような明確なヒロインがいて、そのヒロインを助けるために戦うといったプレーン異世界ファンタジーに、追加で複数のヒロインを登場させるカテゴリも人気です。メインヒロインかと思っていたら、実は他にヒロインがいて・・・などなど、メインヒロインが明確なプレーン異世界ファンタジーには無い意外性が味付けとなっています。

いわゆるハーレム作品が該当しますが、ここでは「ヒロイン毎に物語が進行」するような作品を意図しています。

例としては『ソードアート・オンライン』があります。※異世界かって言われるとちょっとグレーですが

 

プレーン異世界ファンタジー+ゲーム要素

プレーン異世界ファンタジーの構成を取りながらも、「経験値」や「ギルド」など世界のシステムがRPGに近いカテゴリが該当します。

代表的な作品は『盾の勇者の成り上がり』などが挙げられます。

プレーン異世界ファンタジー+ロボット

プレーン異世界ファンタジーの構成にロボット作品を加えたものが該当します。ファンタジーといえば「剣」と「魔法」がメインの要素となりますが、本カテゴリでは「ロボット」がメインの要素になります。作品によってはロボット+魔法の要素を取り扱っているものもまります。

代表的な作品としては『ナイツ&マジック』が挙げられます。

 

あなたの作品の独自性は?

プレーン異世界ファンタジーにいくつかの要素を加えた作品が増えてきている昨今で、あなたはどのような味付けをしますか?ここで注意しておきたいこととしては「作品の軸はブレない」ように注意するということです。

根本的に描きたい物語を際立たせるための味付けがある作品が、上記で示してきたような代表作たちです。

読者に与える意外性としっかりとした作品の軸が相乗効果を生み出すように全体の構成を考えてみると、より面白い作品とすることができるかもしれません。

要素がごちゃごちゃしていないか?軸がブレていないか?と迷ってしまったときは一度プレーン異世界ファンタジーに立ち戻ってみて下さいね。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう〜。

WEB小説のタイトルは長い方が良い?【長文タイトル】

こんにちは、MAKE.Books!管理人のFa1(ふぁいち)です。

突然ですが皆様は、長文タイトルのWEB小説についてどのような印象を受けられますか?

「読む前に内容が想像できて良い」

「ナンセンス!」

などなど様々なご意見があるかと思います。

そこで本記事では、WEb小説においての長文タイトルの影響についてを考えていきます。

※完全にFa1の主観ですので悪しからず

長文タイトルの定義

まずはどのようなものが長文にあたるのかを考えていきます。

今回は「カクヨム」と「小説家になろう」での総合人気ランキングTOP10のタイトル(合計20作品)から抽出を行いました。

さて、結論から申し上げますと…

44文字以上で『自己紹介+決意/達成』の形式となっているもの

が『長文タイトルである』と言えると考えます。

以下が集計結果となります。

平均文字数 51.4文字
最大文字数 96文字
中央値 44文字
最小文字数 15文字
自己紹介+決意 11作品
自己紹介+達成 5作品
その他 4作品

上表から読み取れるように、ランキング上位の作品のタイトルは平均51.4文字で、自己紹介+決意/達成系の構成になっているものがほとんどでした。実に20作品中の16作品が『自己紹介+決意/達成』系の構成でした。

ここで、『自己紹介+決意/達成』系とはどのようなものかを説明致します。以下が例になります。

  • ◯◯された俺が、全員を見返すために□□することに決めた(自己紹介+決意)
  • 底辺〇〇だけど□□を極めて無双することにした(自己紹介+決意)
  • 〇〇系の俺が□□してみた(自己紹介+達成)
  • 〇〇の△△ですが□□で最強になった(自己紹介+達成)

決意系は「〜に決めた」「〜を目指す」「〜します」のようにこれから達成していく目標がタイトル内にあるものを集計しています。

達成系については「〜した」「〜になった」「〜だった」のような既にできていることがタイトル内にあるものは全て含めています。

また、集計表中の「その他」に該当するものは、決意系でも達成系にも当てはまらないものです(英単語のみ等)。

(ちなみに、カクヨムでは「決意系」が多く、なろうでは「達成系」が比較的に多かったです。)

本集計の結果から、Web小説投稿サイトで上位にランキングされている作品タイトルは、圧倒的に長文であることが多いとわかりました。

何故長文タイトルが好まれる?

長文タイトルにすることで以下2点のメリットがあると推測します。

  • 読む前に小説の内容がわかる
  • サイト内SEOに強くなる

まずは「読む前に小説の内容がわかる」という点についてです。複数話で構成されている作品を読み進めていく上で、「この作品はどんな内容なんだろうか」が先にわかると、自身の興味とのミスマッチを防ぐことができるのだろうと推測しています。加えて、新たな興味の刺激にもつながっていると考えます。「どうやって無双すれるんだろう」「どうやってハーレムを構築していくのだろう」などです。

続いて、「サイト内SEOに強くなる」という点です。SEOとはSearch Engine Optimizationの略で日本語で言うと「検索エンジン最適化」となります。膨大なデータからあるデータを見つけてくる際には「検索エンジン」というものを用いるのですが、「検索エンジンがデータを見つける際に重視していること」を考えて最適化をすることをSEOと言います。

例えば、小説を小説投稿サイト内でキーワード検索をする際に、検索欄に「異世界 転生 無双」とキーワードを入れたとすれば、「異世界転生した〇〇が□□で無双する」といったようなキーワードをより多く含んだタイトルが有利になります。

もちろんキーワードマッチのみで検索上位になるわけではなく、PV数や評価数やコメント数、投稿日時等の要素も加味された上で検索上位に表示されるようになるものかと思われます。しかし、最も簡単に誰でもできるSEO対策は「キーワードマッチを狙う」ということでしょう。

以上の内容から、長文タイトルにすることで、読者にとっては「先に内容がわかる」というメリットがあり、作者にとっては「サイト内SEOに強くなる」というメリットがあることが推測されます。

長文タイトルをつけるべき?

とにかく多くの方に読まれたいという意思があるのであれば、長文タイトルにすべきでしょう。

タイトルに何か特別な意味を持たせたい等の理由がある場合は、長文にする必要はないと思いますが、ランキング上位に位置する作品は44文字以上の長文タイトルであるという事実も考慮しておくべきでしょう。したがって、サブタイトルやあらすじ等を上手く活用して、長文タイトルに負けない工夫が必要です。

MAKE.Books!作品のタイトルは長文にしている?

いいえ。(今の所)

タイトルについては長文を求めたりはしていません。作者様の意向に全てお任せしています。

ただし、有償作品でも長文タイトルが圧倒的に有利という数字が取れれば、考えていくかも知れません。

まとめ

ということで、今回は長文タイトルのほうが良いかという点について考察をしてみました。

以下がまとめです。

  • カクヨムと小説家になろうでは、44文字以上で『自己紹介+決意/達成』系のタイトルがランキング上位に位置している
  • 長文タイトルは読者にとって「事前に内容を知ることができる」というメリットがある
  • 長文タイトルは作者にとって「サイト内SEOに強くなる」というメリットがある

長文タイトルは読者と作者の双方にメリットがあるということが見えてきました。長文タイトルを嫌う方もいらっしゃいますが、ランキングの結果からも「一般的に読まれている作品は長文タイトル」ということがわかりますので、上手く取り入れていく必要がありそうです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。