悪霊除けの数珠

悪霊除けの数珠

「悪霊には気を付けて」
と、悪霊避けの数珠をくれた祖母が危篤になった。
一時間後、亡くなった祖母の遺体の前で、呼びかけてみると……。
背後から私の名前を呼ぶ祖母の声と気配がして、
悪霊避けの数珠が弾け飛んだ。

著:相枝静花

本心

かなり好きなタイプのホラーでした。祖母は自分が悪霊になることをわかっていたのか、それとも意図せず悪霊になってしまったのか。また、自分が悪霊になってしまうとわかっていたなら何故わかっていたのか、意図せず悪霊になってしまったのなら何故数珠を渡したのか。その答えは祖母の「本心」にあるような気がします。

根っからのミステリ好きな私は、本作のような考えさせられる100文字物語は大好物です。