100文字物語,ホラー

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どっちがドッペルゲンガー?

玄関のドアノブが、ガチャガチャと回されている。
怖くて息をひそめ、隠れていると、何度も乱暴にドアが叩かれる。
おそるおそる玄関ドアに近づいて、ドアスコープを覗いてみると……。
自分が困 ...

100文字物語,ホラー

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血濡れの顔

写真に映る自分の顔が、きらい。
だから写真の顔にカッターで傷をつけていく。
広いおでこがいや。ぐさり。
そばかすのある頬がいや。ぐさり。
分厚い唇も、細い目も……あれ?
顔を触ると、ぽ ...

100文字物語,やられた

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眼鏡

「今日は眼鏡かけてないんだ」
「うん。寝坊したから時間無くて忘れてきちゃって」
「ふーん……。でも俺はそっちの方が、その……良いと思うな」

「ふふっ、ありがとう。あなたも眼鏡かけてない時のほうが素敵よ」 ...

100文字物語,ヒューマン

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亡き人の恋

僕は部屋の整理をしていた。高校生時代の思い出たくさんがあった
すると、高校のブレザーに紙切れが入ってた。
幼馴染からみたいだ
読むと僕が好きだって書いてた。
死んだ幼馴染の手紙。僕は泣いた。 ...

100文字物語,ホラー

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入れ替わり

等身大の鏡に映る自分が、ふいに鏡から出てきた。
驚いて硬直していると、自分が私を見つめて微笑んだ。
「次は私がこちら側」
鏡の中にいたはずの自分が私の手を掴み引っ張って、
そのまま私は鏡の中へ ...

100文字物語,ホラー

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生徒の中に

私の学校では、生徒の中に妖怪が紛れていることがあるらしい。半信半疑だったが、ある日見てしまった。

クラスの男子の髪の隙間から、小さな角が生えていることに。

「あのさ……」

話しかけると、彼 ...

100文字物語,ホラー

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首なし死体

逢魔が時に鏡を覗き込むと、自分の死に顔が見れるらしい。
試してみると、鏡に映る私の首から上が全部消えていく。
一年後、不幸にも私はトラックに轢かれて死んだ。
身体と首が離れ、私の視界は、ころころと転が ...

100文字物語,ヒューマン

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ペットのハムスターが死んだ。
夜、寝つけないでいると、ぼんやり明るい天井の隅に目を止める。
窓の外から月明かりが差し込んでいるからだな。
そう思って見つめていたら、
丸い光は、くるくるまわって、ふっと ...

100文字物語,恋愛

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始まりの100字

どうして君を好きになったのだろう。

その始まりを、そのきっかけを、文字にしてみればそれは、100字以内に収まるのかもしれない。

だけれどこの100字から、君と私の、こんなにも長い物語が始まった。 ...

100文字物語,やられた

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100

人は100に躍らされている。テストは100点、1世紀は100年、割合は100%。本SS企画もしかり。だが、この風潮に惑わされるようだと紋切り型で卑小な人間。私ならたとえ上限があろうと、必ずそれを打破す

著:白桃吉