降霊術の末に

こっくりさんなんて信じていない。
だから私は自分で指を動かして、一人で会話を楽しんでいた。
「こ・ろ・し・て・い・い・よ」
次の瞬間、私の首がギリギリとしまっていく。
周囲に人はいない。私は ...
見えない君

外を歩けば、少し後ろを同じスピードでついてくる足音が聞こえる。
家の中にいる時は、私の部屋の中を歩き回る足音が聞こえる。
これは、いつから始まったのだったかな。
君は、ずっと私の近くにいるね。
悪霊除けの数珠

「悪霊には気を付けて」
と、悪霊避けの数珠をくれた祖母が危篤になった。
一時間後、亡くなった祖母の遺体の前で、呼びかけてみると……。
背後から私の名前を呼ぶ祖母の声と気配がして、
悪霊避け ...
テスト期間

なんにも手につかない、こんな時は。
思い出そう、君のことを。
可愛い君とのあれこれを。
そして、やる気をもらうんだ。
…………ああ、だめだ。
幸せすぎて、手につかない。
著 ...
届いてしまった祈り

墓石の前で、いつまでも泣いていた。
会いたいよ。ずっと側にいて欲しいよ。
心の中で呟くと、背後に人の気配がした。
振り向いてみたけど、誰もいない。
その時、耳元で囁かれた。
「 ...
ハッピーウエディング♡

もうすぐ結婚式♡
ドレスのために50→45kgが目標!
毎日体重計に乗って順調に減量♪
そして当日。
何故かドレスが入らない。
すると夫が一言。
「そのまま ...
終わりなき殺人

とうとう嫌いな同級生を殺してしまった。
バレないようにと解体して、冷凍庫にしまっていく。
最後に首を入れた時、死に顔が笑みを浮かべて言った。
「次はお前の番だ。切り刻まれて冷凍庫行きだ。ほら後ろを ...
新居

値段の安さを最優先に、古いアパートへ入居した。
念願の一人暮らしで、立地も住み心地も最高だ。
快適に暮らしていると、真下に住む人がやってきた。
「夜な夜な女性の悲鳴が聞こえてきます。今日もさっきからずっと」 ...
WEB小説のタイトルは長い方が良い?【長文タイトル】

こんにちは、MAKE.Books!管理人のFa1(ふぁいち)です。
突然ですが皆様は、長文タイトルのWEB小説についてどのような印象を受けられますか?
「読む前に内容が想像できて良い」
「ナンセンス ...