異世界ファンタジー作品に味付けをする【WEB小説】

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こんにちは、MAKE.Books!管理人のFa1(ふぁいち)です。

毎季節のアニメやライトノベルを見ていると「単純な異世界ファンタジー」ではなく「異世界ファンタジー+追加要素」という作品が注目をされる傾向にあるようです。

そこで本記事では、異世界ファンタジー作品に追加で加えられている要素について考察をしていこうと思います。

ぜひともご自身の創作活動のご参考にしてみてください。

異世界ファンタジーの始まり

そもそも異世界ファンタジーの王道とは何かを考えてみます。

異世界ファンタジーの始まりは、なんと1820年以前の『古事記』のようです。ここから西洋の文化等を交えながら、より現代の異世界ファンタジーに近いものとなったのが、1979年に公開された『異世界の勇士』です。

参考:https://www.bookoffonline.co.jp/files/lnovel/pickup/pickup_isekai-history.html

 

異世界の勇士は、剣と魔法とヒロインと魔王が登場するファンタジー作品です。その内容と出版時期から考えても国内での異世界ファンタジーの先駆けと言えるでしょう。

異世界の勇士で描かれている物語は、先述の要素以外の味付けが無く「異世界召喚された高校生が、伝説の剣を手に入れて魔王から囚われの姫を助け出す」という構成です。

本記事では、国内初の異世界ファンタジーが取っている下記構成をプレーン異世界ファンタジーと呼称します。

  1. 主人公が普通の現代人
  2. 敵が明確
  3. ヒロインが明確
  4. 魔王を倒せば完結

 

異世界ファンタジーにされる味付け

さて、ここからは先述のプレーン異世界ファンタジーに加えられる要素について代表作を交えて説明をしていきます。

プレーン異世界ファンタジー+コメディ

王道的なプレーン異世界ファンタジーに練り込ませるように「コメディ要素」を加えている作品も現代の代表的なカテゴリです。

もはや紹介するまでも無いかもしれませんが、例えば『この素晴らしい世界に祝福を!』などが挙げられます。

王道的進行を逆手に取ったコメディ要素が異世界ファンタジーへの強烈な味付けとなっています。

プレーン異世界ファンタジー+ヒロイン複数

「お姫様」のような明確なヒロインがいて、そのヒロインを助けるために戦うといったプレーン異世界ファンタジーに、追加で複数のヒロインを登場させるカテゴリも人気です。メインヒロインかと思っていたら、実は他にヒロインがいて・・・などなど、メインヒロインが明確なプレーン異世界ファンタジーには無い意外性が味付けとなっています。

いわゆるハーレム作品が該当しますが、ここでは「ヒロイン毎に物語が進行」するような作品を意図しています。

例としては『ソードアート・オンライン』があります。※異世界かって言われるとちょっとグレーですが

 

プレーン異世界ファンタジー+ゲーム要素

プレーン異世界ファンタジーの構成を取りながらも、「経験値」や「ギルド」など世界のシステムがRPGに近いカテゴリが該当します。

代表的な作品は『盾の勇者の成り上がり』などが挙げられます。

プレーン異世界ファンタジー+ロボット

プレーン異世界ファンタジーの構成にロボット作品を加えたものが該当します。ファンタジーといえば「剣」と「魔法」がメインの要素となりますが、本カテゴリでは「ロボット」がメインの要素になります。作品によってはロボット+魔法の要素を取り扱っているものもまります。

代表的な作品としては『ナイツ&マジック』が挙げられます。

 

あなたの作品の独自性は?

プレーン異世界ファンタジーにいくつかの要素を加えた作品が増えてきている昨今で、あなたはどのような味付けをしますか?ここで注意しておきたいこととしては「作品の軸はブレない」ように注意するということです。

根本的に描きたい物語を際立たせるための味付けがある作品が、上記で示してきたような代表作たちです。

読者に与える意外性としっかりとした作品の軸が相乗効果を生み出すように全体の構成を考えてみると、より面白い作品とすることができるかもしれません。

要素がごちゃごちゃしていないか?軸がブレていないか?と迷ってしまったときは一度プレーン異世界ファンタジーに立ち戻ってみて下さいね。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう〜。

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